鶏ふん堆肥の製品選別装置(トロンメル篩)導入


昨年春より、弊社の発酵造粒装置、天日乾燥撹拌機と導入していただきました、採卵鶏農場(千葉県)へ製品選別装置の導入をしていだきました。

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左側から、原料ホッパー、定量供給コンベア、トロンメル篩となっております。

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トロンメル篩の網のサイズは2mmメッシュと9mmメッシュです。

粉、粒、大粒(異物)の3段階に鶏ふん堆肥を選別します。

【トロンメル篩の稼働動画はこちらをクリック

現在、国内で消費される堆肥の多くは、圃場へ機械散布されるのが一般的です。

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その機械に適合した形状が粒状の堆肥であります。

粉ばかりであったり、ゴロゴロした大きな粒、異物が入っていると、散布機が詰まったり、破損したりしてしまうのです。

そのような理由から、耕種農家の方々は粒がそろったたい肥を求める傾向が強いのです。

こちらの養鶏場では、春と秋の需要期には、契約した近隣の農地へ、発酵造粒工程のみ終えた堆肥の配布(散布)を行っているそうです。

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【東邦式発酵造粒装置による発酵処理、造粒処理動画はこちらをクリック

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それ以外の時期は、天日乾燥機で仕上げ乾燥水分率15%未満)し、トロンメル篩でサイズ選別したものをポリ袋に入れて販売されると伺いました。

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【東邦式天日乾燥撹拌機による仕上げ乾燥の動画はこちらをクリック

天日乾燥機により、水分率を15%未満した堆肥は、ポリ袋に入れても、腐熟が進行して白いカビが発生したり、悪臭が発生したりすることが少なくなります。

かつ、トロンメル篩によって、サイズを選別しているので、耕種農家ご自身で機械散布する時もトラブルが発生しません。

このように地域の堆肥需要に合わせて、堆肥化施設の整備を続けて来られ、非常に満足いく結果となったと喜ばれておりました。

鶏ふん、とんぷん、畜種問わず、堆肥の処分でお困りの方は是非弊社にご相談ください。

環境設備課 目黒