今年度の導入事例


本年、弊社の設備を導入していただいたお客様の事例を紹介させていただきます。

まずは東北地方の養豚場へ、トロンメル篩を設置させていただきました。

こちらでは、とんぷんを縦型コンポストで発酵処理、ペレタイザーによってペレット化する前の堆肥化から、原料に適さない大粒や塊りの除去に使用されています。

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12mm以下をペレタイザー向けの原料として使用するそうです。

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既存の堆肥舎を利用して、特注サイズで製作、設置させていただきました。

 

 

次は東北地方の養鶏場へ発酵造粒装置の導入です。

こちらの養鶏場では弊社の発酵造粒装置を25年以上使用していただき、補助金を利用して機械の更新をすることになりました。

更新前の施設は鶏ふんの最大堆積高60cm程度の施設でした。

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それを建物はそのままに発酵レーンを嵩上げして、最大堆積1.0m程度に変更しました。

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東邦式畜ふん発酵造粒装置 S245深槽型

発酵レーン長さ 38m x4レーン

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こちらの施設は発酵造粒装置1台と全自動の移動台車1台を使用して、4本の発酵レーンで鶏ふんの堆肥化を行っています。

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今まで使っていた装置より、処理能力は50%ほど増加することが出来ました。

また20年以上、気持ち良く使っていただけると思います。

 

 

つづいて中部圏の養鶏場へ鶏ふんの仕上げ乾燥の為に天日乾燥撹拌機の導入です。

こちらでは天日乾燥撹拌機を設置する際にお勧めしているパイプハウスも導入してくださいました。

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今年多かった台風の直撃にも倒壊することなく、コストを抑えつつ、大変丈夫なハウスです。

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東邦式天日乾燥撹拌機 TP-6010型

乾燥レーン長さ 50m

発酵造粒工程を終えた水分率30%程度の鶏ふんを15%程度まで乾燥します。

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畜ふん堆肥に求められる品質の要件である乾燥状態。

水分率が高いま、包装してしまうと、カビが生えたり、塊りが出来るなどクレームの対象となります。

そのようなこと防止する為にも天日乾燥撹拌機の導入をお勧めしております。

 

 

さらに品質向上の一環として異物混入防止(金属類)の為に、磁選機の取付依頼も年々増えております。

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製品化の最終段階である、袋詰め工程の直前に磁選機を設置します。

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金属類(針金、釘、ボルト、ナット)など思わぬものが混入するリスクがあります。

磁選機は異物混入の可能性や、既存の施設に合わせて、様々なタイプをご提案しております。

 

 

このように本年も畜ふんの堆肥化、そして堆肥の最終処分(販売)に関する様々な課題の解決に、お客様と共に取り組んでまいりました。

堆肥をとりまく状況は、緩やかではありますが確実に変化しております。

現在の問題解決と未来への備え、堆肥に関する、どんなことでも弊社へご相談ください。

ご連絡お待ち申し上げます。

環境設備課 目黒