わたしたちの行う堆肥づくりの支援とは、“堆肥ギャップ”を埋めるためのものです。
“堆肥ギャップ”???聞き慣れない言葉ですよね?
実は耕種農家が喜んで使ってくれる堆肥は、時代と共に少しずつ変化しています。しかし畜産農家さんはそれに中々気付くことができず、耕種農家の望む堆肥と畜産農家さんが作る堆肥に違いが生まれます。それが“堆肥ギャップ”です。
そのギャップがあるため、堆肥の引き取り手に困り、せっかく作った堆肥が堆肥舎に山積みになっている畜産農家さんが多くいらっしゃいます。東邦実業は、堆肥を販売している「堆肥屋」でもあります。堆肥の供給先であるJAグループを通して、各地の農家さんの堆肥に対するニーズをくみ取ることができています。ですから、堆肥のギャップの理由を知り、それを解決する堆肥づくりのコンサルティングをすることができるのです。
さらに現在、堆肥の付加価値を高めて、新しい堆肥市場を作り出す取り組みを進めています。
たとえば、肥料成分を調整し、作物に合わせた専用堆肥や、用途を特定し効率的に効果を発揮する堆肥です。今現在の耕種農家の求める堆肥をつくることも重要ですが、これからは「未開拓市場向けの堆肥」をつくり出し、新しい堆肥市場をつくっていくことも重要と考え、畜産農家さん・JA全農(その先の耕種農家)のニーズを参考に研究・開発を行っています。
わたしたちの考えの基本は、「今ある設備の活用方法を工夫して改善できるか、眠っている設備を利用できるか、不要な工程を省けないか」です。何かを追加(投資、導入)するのではなく、本当にそれは必要か?という観点で考えることが大事です。
ですから、わたしたちは絶対に必要と思うときにしか設備の追加を提案しません。足し算で改善するのではなく、引き算で改善するコンサルティングを行っています。
堆肥づくりのコンサルティングはお金をいただいておりません。堆肥をつくっていただいて、それを販売することで当社は収益を確保しています。どうしても当社の設備が必要になる場合だけご負担いただいています。
なお、コンサルティングは基本的に料金発生しません。