東邦実業株式会社

堆肥の原料


先日、鶏鳴新聞社の取材に同行させていただきました。取材内容はオリエンタルファーム様(青森県採卵鶏)における、消臭資材「新特別急酵」(豊田通商株式会社)の導入事例を柱として、環境改善、堆肥の耕畜連携、そして地域振興にスポットをあてたものとなっております。なかでも弊社は他県への堆肥利用推進という耕畜連携のパイプ役を担わせていただいております。

そのような取材の中で、東北圏の飼料供給の要である、東北グレーンターミナルの見学をさせていただきました。

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こちらではトウモロコシ、マイロ、大豆粕などの飼料原料が、アメリカ、ブラジル、オーストラリアなど世界中から大型本船で運ばれてきて、17万トンのサイロに貯蔵されているそうです。それらが隣接された各配合飼料メーカーへ供給され配合飼料が生産され、畜産農家へ運ばれていきます。施設の規模も、ビジネスのストーリーもとにかく桁外れで、圧倒されっぱなしでしたが、堆肥の根本的な原料と言える、飼料の入り口を見学させていただいたことは、大変貴重な経験となりました。

そして大型船から巨大な搬送機械でサイロに原料が移送されていくのを見て、弊社の創業者の言葉を思い出しました。

「家畜ふん尿は元はと言えばその大部分が外国産の飼料であるから、家畜ふん尿を農地還元によって有効利用することはお金で買えない貴重な地力を輸入したことになる。」

このように遠く海外から運ばれてきた貴重な資源の最後の姿が堆肥なのだと。ふん尿はやっかいものですが、きちんとニーズに合わせた堆肥を生産すれば、産業廃棄物から資源となり耕種農家の方々は喜んで使ってくださるのものです。

古来より変化の少ない農業とはいえ、ニーズは緩やかに変化しております。現在のリアルな耕種農家のニーズを知りたい方は是非弊社へお問い合わせください。

環境設備課 目黒