粒状の堆肥を生産するなら、東邦式の発酵造粒装置
先日、宮崎県の採卵鶏農場へ、機械の点検にお邪魔しました。
2021年に稼働をはじめた、東邦式畜ふん発酵造粒装置GTR6000型です。
きちんと前処理(水分調整予備発酵)されて、発酵造粒装置に投入された鶏ふんは、3週間ほどで発酵乾燥と造粒が進みます。
お客様自身が毎月欠かさず行ってくださっている、グリスアップ(注油作業)によって機械の状態はすこぶる良いものでした。
弊社では、基本的なチェックを行いまいしたが、当然、問題など無く、このままの調子で管理していただけると有難いです。
発酵造粒工程が終わり、発酵レーンから搬出された鶏ふんは、一旦、篩掛けして、粉と大粒を除去します。
ここで、粒状だけにすることで、乾燥効率も上がります。
粒と大粒は主に、戻し堆肥として原料ふんの水分調整に使っていらっしゃいました。
東邦式トロンメル製品選別装置
粉と粒と大粒の3種類のサイズに選別可能です。
その後、堆肥舎にて保管、切り返しを行い、仕上げ乾燥工程となります。
こちらの鶏ふん堆肥は評判が良く、出荷に追われる状態だそうです。
製品倉庫を兼ねている堆肥舎は御覧の通り。
出荷を待つ鶏ふん堆肥もこの通り、良く乾燥した粒状です。
本当に綺麗な粒となっておりました。
※30mmぐらいの棒状のものは、鳥の羽の骨部分(羽軸)です。
この堆肥化施設が稼働して4年が経過しましたが、季節ごとに変化する原料ふんの状態に合わせて
堆肥化期間を調整するなどしつつ、安定して、このような製品を作られております。
汚物感(汚れや匂い)などはなく、サイズも揃った粒状鶏ふんは、近隣の農家さんや、堆肥販売業者さんからの注文が順調とのことです。
粒状の鶏ふん、とんぷん、牛ふんを生産されたい方は、是非、弊社へお問合せください。
※牛ふんは副資材の有無、量によって粒状にならない場合がございます。
環境設備課 目黒