畜産農家の皆様がたい肥づくりを行い、それを販売または近隣の耕種農家さんへ提供する際、

悩みの一つとなるのが製品への異物混入だと思います。

異物が入っていたことによるクレームで販路が狭まることになれば、たい肥を必要としている耕種農家さんや販売店はもちろん、

畜産農家の方もふん処理が難しくなり皆が困ってしまいますよね。

 

弊社としても今まで様々な対策を試みをてきましたが、今回はその中でも金属片の除去について少しご紹介します。

 

実際に除去作業を行うと針金や錆びた鉄の破片など、様々なものが取れるのですが、

これらは肥料を散布する際、機械の故障の原因になったり、なによりその使用者がけがをする恐れもあります。

それをなんとかするため、弊社では基本的に、金属片に関しては磁石による選別をおすすめしております。

それがこちら。

２本ぶら下がっている棒が磁石になっており、ここを原料が通過する際に金属を集めてくれます。

見た目こそシンプルなのですが、非常に強力な磁石を使っているので取れ高は思った以上になると思います。

ただし本当に強力なので、電子機器などは近づけないよう気を付けなければなりませんが…

 

弊社の機械設備全般に言えることですが、

「この機能は本当に必要なのか」「本当にお客様が求めているものなのか」

と考え設計改良をするうち、現在のシンプルで手入れのしやすい機械になってきました。

 

今後もより良い商品を提供できるよう、日々改良を重ねていきたいと思います。

 

環境設備課　遠間